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清壽@木屋町通

2022年の3月に町家相談員として出向いた物件です。木屋町から先斗町にまたがる9軒の町家です。追っかけ昨年7月に町家・まちづくりファンド申請業務。前祭り期間中に3軒の実測を終えました。昨年末に景観重要建造物指定の諮問資料の作成。果たして今年のお祭り明けから工事開始です。

施主の伯母様は蹴上あずきやの女将さんの母君の大親友だったそう。京都のご縁がつながります。うち1軒は明治からのお酒屋さん、40年前の学生時代、鴨川で飲むビールを何度も買わせてもらいました。 先斗町へのつながる路地物件は来年の竣工です。

  • 明治からのお酒屋さん。香水店のテナントが入るそうです。
  • 合板貼りショーウインドーを解体すると元の酒屋格子や横格子の袖壁が現れました。
  • 新設の酒屋格子と内部の無双の引き戸。大工のカズさん。
  • 酒屋の隣の伯母様の居宅。昭和の初めの駒寄の復旧。ベンガラ塗と黄大津塗。こちらは景観重要建造物の助成です。(7軒目になりました)
  • 栗のナグリの駒寄。棟梁塾4期の高田君の作品です。
  • 酒屋の背面、先斗町側のお茶屋。雨漏りで傷んだ桁の追っかけ継ぎと柱の入れ替え。元の町家ベンガラ塗とお茶屋の造作の灰汁洗い。水捏の砂壁の復旧です。
  • 出格子を洗う神門さん。外国人の観光客が山ほど通ります。