Works

建物を全体に揚げた跡が分かります。
建物を全体に揚げた跡が分かります。

神泉苑狂言舞台改修工事

北観音山の収蔵庫に続き、再び無形文化財の箱ものの改修工事。京都市の文化財保護課からの要請です。
2014年は建物の構造改修が中心でした。全体を20cm揚げ前し、10cmを床下の通気の確保、残り半分を1階階高を上げるのに使いました。
後は2階の胴差とササラの取替え、通し柱の抜き替えなど。
ここでも町場の技術やフットワーク、コストが京都の文化財を守るお役に立ちましたよう。
狂言の講中には何度も打合せを頂きました。
三若会のお世話役には大船鉾復元でもお世話になっており、改めて京都のご縁を感じます。
2015年は建具の新調が主な工事です。
施工は辻工務店。

  • 狂言舞台の床の新調。外材の3重貼りを桧の1重貼りへ。
  • 1階の床も杉の一等材で新調。胴差、ササラの抜き替え。
  • 2015年に新調した雨戸。前河の御父さんの作品です。
  • 同上外観。